2013.11.08(Fri) AKI
ラーメンとオバサンとミミちゃんの話。
先日AKIとラーメン屋に昼飯を食べに行った時の話。
ちょうど昼のランチタイムにラーメン屋に入り、テーブル席に通されて俺は味噌ラーメンを、AKIは台湾ラーメンとコーラを注文!
いつも通り世間話してるあいだにラーメンがきて、さぁ食べようかって時になんかやたら迫力のある5人のオバサン集団が店に入ってきました。
パートの昼休憩であろう迫力満天のオバサン集団は俺達の隣のテーブル席に通されます。
隣のテーブルという近距離で見るオバサン集団は迫力満天すぎて女子プロレス団体かと思ってしまうぐらいです。
そして、このオバサン達がうるさすぎる!
明らかに周りに迷惑だろってゆう声量で喋るから嫌でも耳に入ってくるわけ。
大声で喋る女子プロレス団体顔負けのオバサン達の隣のテーブルで、俺達はひたすら目の前にあるラーメンに没頭しましたよ。
もうラーメンに没頭することでしかオバサン達に対する怒りのボルテージを抑えきれないんですもの。ほんと。
俺達は自分自身に思い込ませました。
ここには俺達とラーメンしかいない!ただひたすらラーメンに集中するんだ!って。
そんな自己暗示をしている俺達をあざ笑うかのように突然、ドンドンドンと窓を叩き出すオバサン達。
これはもうダメだ、迷惑すぎる、、。と思いオバサン達の方をチラッと見ると、
『ミミちゃん!』と言いながら窓を叩いてます、、、、。
ミミちゃんってなんやねん!と思った俺は窓の外を見ようとしましたが、ちょうど死角になって見えません。
俺はオバサン達の『ミミちゃん』と呼びかけるような声のトーンから分析をして3つの仮説を立てました。
①オバサン達のうち誰かのペットが外に繋いである。
②通りすがりのオバサン友達がペットと散歩中。
③通りすがりの野良犬にミミちゃんという名前を付けた。
いずれにしろ外にいる小動物に語りかけているんでいるのだろうと。
俺はこの仮説をAKIに伝えようとAKIを見ました。
めちゃ怒ってる、、、。
AKIの怒りのボルテージがMAXに近づいていました。
もうこれはダメです。
オバサンお願いだからこれ以上窓を叩かないで!ミミちゃんって叫ばないで!お願い!という俺の思いを裏切るように1人のオバサンは言いました。
『私ちょっとミミちゃん連れてくるわ!』
ダメーーーーーー!!絶対ダメーーーーー!ラーメン屋にミミちゃん入店させちゃダメ!!!
本当にやめてくれ。オバサン。
いや、本当におやめください、お姉様方。
今から来るミミちゃんに夢中のオバサン達にこんな想いは伝わるわけもなく、ミミちゃんを連れてくる役割を得たオバサンは使命感に満ちた表情で店の外へ出て行きました。
大声で喋り、窓をドンドン叩きながらミミちゃんと叫び、しまいにはミミちゃんを店内に連れてくるというオバサン達。
オバサン達の非常識な行動に対しての怒りのボルテージがMAXなAKI。
もう俺は諦めました。
『ミミちゃん連れてきたよ?!』
役目を果たしたオバサンがミミちゃんを連れて戻ってきました。
待ってましたと言わんばかりにオバサン達はミミちゃんミミちゃんと可愛らしい声を出して騒いでいます。
俺は、もう限界だ!いい加減にしろよ!と思いオバサン達とミミちゃんのほうに振り返りました。
ん?
え?
小太りなオッサンやんけ!
オバサン達はこの小太りな中年のオッサンに『ミミちゃん久しぶりだね?』『ミミちゃんなにしてんのよ?』なんて言ってます。
ミミちゃんとは可愛らしいあだ名のオッサンだな!
俺はAKIのほうを見ました。
もう笑っちゃってる!
このコントのような展開に笑いを堪え切れていません。
ミミちゃんとオバサン達の会話を聞いていると、どうやらミミちゃんは前の仕事でオバサン達と同僚だったらしく、オバサン達は、『ミミちゃん今仕事なにしてんのよ?』なんて聞いてます。
ミミちゃんは、『いや、今は、アレ、あ、その、、、、、』とオバサン達にマシンガンのような質問をされて圧倒されタジタジ。
勇気を振り絞ったミミちゃんは、『今から仕事なんで』と言い店を出て、オバサン達から解放され安心した顔で自転車に乗って去って行きました。
ミミちゃん、、、、、、、。
俺、、、、、、、、、、、。
ミミちゃんが前の仕事辞めた理由わかる気がするわ!
じゃまた!